主にボルトやナットの締めたり緩めたりするのに使う工具全般を指す。産業革命以降、多くの工業製品が生み出された。大量生産と流れ作業による組立や部品の互換性の必要から、ボルトやナットも数多く使われるようになった。

 レンチはこのような時代に生まれ、今日に至るまで自動車産業に代表される近代産業を陰で支えてきた。役割は今も生まれた当時のままだが、その製品の種類は産業の進歩ととともに増えてきた。

 シンプルな「スパナ」「メガネレンチ」あるいは「コンビネーションレンチ」といったものから「ラチェットレンチ」「ソケットレンチ」「モンキーレンチ」といった構造を工夫して作業性や利便性を追求したもの、あるいは素材をチタン、アルミ合金等の新しい材料を使うことで道具として新しい特徴がでてきた。

 今後もこの「レンチ」はさらに種類を増やし、機能を高めていくことだろう。