JIS
ねじ回し(Screw drivers)
B 4609-1991

1.適用範囲 この規格は、主として小ねじ、タッピングねじの取付け又は取外しに用い
          る一般用ねじ回しについて規定する。
2.種類  ねじ回しの種類は、表1により、それぞれの組合せによって4種類とする。
表1 種類
本体と握り部との結合方法による種類 普通型、貫通型
磁力の有無による種類 磁力あり、磁力なし
3.等級    ねじ回しは、品質及び寸法によって、普通級及び強力級の2等級に区分
          する。
4.品質
4.1外観    ねじ回しの外観は、割れ及び使用上有害なきず、まくれ、さび、その他
          の欠点がなく、仕上げの程度は良好でなければならない。
4.2機能
4.2.1ねじり強さ  ねじり強さは。7.1によって試験したとき、本体と握り部との結合
             は強固で、先端部には有害なかけ、ねじれ及びその他各部に有
             害な損傷があってはならない。
4.2.2硬さ  先端から5mm以内の硬さは、7.2によって試験したとき、HRC52以
          上とする。
4.2.3磁力  磁力ありのねじ回しの磁力は、7.3によって試験したとき、表4の規定
           を満足しなければならない。
5.形状・寸法  ねじ回しの形状・寸法は、表2による。ただし、握り部の形状は例であ
           る。
呼び 本体 先端部
l
d(5) a b
強力級 普通級 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差
基準寸法 許容差 基準寸法 許容差
4.5×50 50 5 +0.4 5 +0.4 4.5 ±0.1 4.5 ±0.2
5.5×75 75 5.5 -0.2 5 -0.2 5.5 5.5 ±0.3
6×100 100 6 5.5 6 6
7×125 125 7 6 7 7
8×150 150 8 7 8 8
9×200 200 9 8 9 9
10×250 250 9 8 10 10
10×300 300 9 8 10 10
(4)  lの寸法は、用途によって短くすることができる。
  (5) 丸形のものは直径、角形のものは二面幅とする。
備考 本体と握り部との結合には、ピンを用いない適切な方法を用いてもよい。
6.材料 ねじ回しの本体の材料は、JIS G 3506のSWRH62A又は4.に規定する品質と同等以上のものとする。
7.試験方法 
7.1ねじり強さ ねじ回しのねじり強さは、ねじ回しの先端部を表3に示す試験棒の溝
           に入れ、握り部に表3のねじりモーメントを与えて試験する。
8.検査 ねじ回しの検査は、品質及び形状・寸法について行い、それぞれ4.及び
5.の規定に適合しなければならない。
9.製品の呼び方 ねじ回しの呼び方は、規格番号又は規格の名称、呼び、結合方
             法による種類、等級及び磁力の有無による種類による。
 JIS B 4609   4.5×50  貫通形強力級 磁力あり
 ねじ回し     4.5×50  普通形普通級 磁力なし
10.表示 ねじ回しには適当な箇所に、次の事項を表示する。
 (1) 等級を表す記号(6)
 (2) 製造業社名又はその略号
磁力ありの場合には磁力ありを表す略号(7)
注(6) 普通級はN、強力級はHとする。
  (7) 磁力ありの表示例 磁力形.マグネット.MAGNET.M